TU-872,2A3交流点火 改造記


【基本型】
電源トランスからD基盤へ入る公称3.2V(実測3.6V)の交流(紫と緑の線)を利用し,これをA基盤の2A3フィラメント電源線を繋ぐピンまでの間に直列に抵抗器を入れて2.5V以下に下げて,2A3を交流点火する.
 最初,(左)のとおり0.3オーム(5W)1本で試したところF電圧が2.7Vだったので,結局(右)の0.3+0.22オームでF電圧2.33Vを実現しました.


【872のA基盤(左)とD基盤付近(右)】
872のA基盤(左)には次の改造用にコンデンサ位置を記し,D基盤の2A3用のBDの上に電圧調整抵抗器群を配置するようスペーサーを付けたところです.


【信号入力部分の改造】
motohashiさんからの一番のお薦めであるC23,C24に2200pFを付加した。


【電源コードの処理とD基盤の追加抵抗器部分】
 みにくいですが,電源コードとSWコードが緑になっているのが見えるでしょうか。交流点火用の電圧調整抵抗は0.3+0.22オームとしたので全部で4個の抵抗器を納めています.
 結果にはかなり満足してます(2004年12月現在(^^ ).今まで聞こえなかった音までちゃんと聞えるよーな気分だし,中低音域ではエネルギーが,中高音域ではクオリティが良質になったように聴こえて,ようやく2A3の音が聴けた感じ と,思ってます。いろんなCDを聴き直したくなるのは,結構音が変わったからに違いないと...(^^;(^_^;)


【PK12も電源コード取り替え】
やっぱりSW部分にはスパークキラーをつけましょう。ついでに電燈線用のケーブルに換えてあげました。気持ち,重心が下がるような感触がしないでもない.確かに布巻きケーブルにすると線の座りが良いし,ちょっとレトロな雰囲気が増して,満足してます.


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